基本的な生活習慣など、身につけていきたい事はたくさんありますが、すぐに何でもできるようになるわけではありません。子どもはじっくり成長するもの。興味を持ったことは、どんどんやらせてあげて下さい。
「子どもが 頑張る→親が見届け、ほめる→もっと頑張りたいと意欲を持つ」この繰り返しこそ、親子の信頼関係が深まり、子どもの成長に欠かせないものなのです。何かできないときに、「そんなことでは、幼稚園や保育園に行けないよ」とか、「先生に言うよ!」など、マイナスの言葉を使わないこと。「幼稚園・保育園・こども園って面白そうだね」「楽しいことがいっぱいあるよ」など、わくわくするような会話をしながら、一緒に園の様子をご覧ください。
きっと、入園が待ちどおしくなるでしょう。
夜更かしは脳の発達を妨げると言われます。集団生活では時間で動くことがたくさんあります。決まった時間に起きられるよう、早めに習慣づけましょう。お子さんが夜更かしをする原因を作らないよう、家族みんなで規則正しい生活を心がけましょう。また、人と出会ったときの挨拶や、名前を呼ばれた時の「はい!」という挨拶はコミュニケーションの基本です。おうちの方から「〇〇ちゃん、おはよう!」など、笑顔で元気なお手本を見せてあげることで、習慣化されていきます。
食事は楽しい雰囲気の中でとることが一番です。笑顔で食べる食事は、最高の御馳走と栄養ですね。なんでも食べる子は、心身共に逞しく丈夫になります。好き嫌いを少なくして、食事を作ってくださった人、食材などへの感謝の気持ちを込めて、「いただきます/ごちそうさま」を言えるように意識してみて下さい。食事のマナーとして、食べ物を口に入れてしゃべらない、途中で立ち歩いたりしない、こぼさない等少しずつ出来るように教えてあげましょう。
自分の体を大切にしましょう。心から「楽しい」と感じて園生活を送るために、身体の健康は欠かせません。目や耳、鼻など治療を必要とする病気や虫歯などは、気づいた時に専門医に診てもらいましょう。集団生活の場では、風邪などうつりやすくなります。病気予防やほかの子にうつさないという意味でも、毎日のうがいや手洗いといった基本を、親子で一緒に実践しましょう。
オムツを履いて「おしっこ出たよ」が言えるようになったら、「おしっこいきたいな」「トイレで出来たよ!」そして、「トイレに行ってきます」と言えるようになるといいですね。
排泄には個人差があるので、その子のペースに合わせて少しずつ進めていきましょう。失敗しても叱らず、子どもの気持ちに寄り添った言葉をかけてあげることによって、だんだん意識するようになってきます。焦らず気長に見守りながら、一緒に自立を目指しましょう。
本は、考える力、創造力、思いやりの心を育てます。みんなで観る絵本は、とっても楽しいひとときで、大切にしたい時間です。例えば、"咲いた 咲いた..."の繰り返しの言葉は、ずっと大きくなるまで影響して、心の豊かさ・感情の豊かさを育むことになるのです。
子ども達にとって絵本は、ワクワクの詰まった宝箱。興味を持つものや、感心を向け始める時期もそれぞれです。子ども達の日常の好奇心の行方を見守り、興味・関心あることからページをめくると、きっと絵本が大好きになるでしょう。